長いこと更新をさぼっていたため、久しぶりに記事を書きたいと思います。創作にも役立つ内容だと考えるため、これも「創作論」にカテゴライズします。
今回は、自分が日ごろ行っている体調管理法についてです。少しでもプライベートについて明かす記事は書きたくなかったのですが、そんな恐怖や恥ずかしさを振り切らなければ読者の役に立つコンテンツは提供できない、つまりブログのアクセスが伸びない、という危機感があります。よって、思い切って私生活(のごく一部)をここに晒してみます。


体調管理とはいっても、自分は運動・栄養・睡眠といった基本を大事にしている程度です。

まずは運動。
朝起きたら、朝食を取る前に運動しています。具体的には、ヒンドゥープッシュアップ(柔道でいう「擦り上げ」)を百回連続、相撲の「四股」を(片脚につき一回と数えて)五十回連続で。
特定の筋肉に負荷をかける「筋トレ」というよりは、全身に負荷を分散させて楽に動くトレーニングとして行っております。身体が軽く疲れる程度の回数を連続で行う、つまり筋肉の力みに頼れない状態を作ることで、リラックスした動きの練習になります。
これらの運動を朝一番に行うと、特に午前中は頭がしゃきっとします。また、先述したように、筋トレではなくリラックスして楽に動くためのトレーニングなので、肩こりや腰痛などの予防になるほか、単に立ったり座ったり歩いたりといった日常の動作も、ぐっと楽になると感じております。
他にも、長時間パソコンに向かって疲れたら、ストレッチをしたり、歌を歌ったりするなど、パソコンから離れて軽く体を動かしています。朝に運動しても、その後パソコンでの作業をし続ければ、集中力が落ちたり腰を痛めたりするので……。

次に栄養。
基本的には、たんぱく質をしっかり摂り、炭水化物を控える、ということを重視しています。それと、蜂蜜でビタミンやミネラルを補うことも。
まずはたんぱく質。夕食はもちろん、朝食でも、お肉をしっかり食べることにしています。特に最近は、前の晩に卵焼きを作って、朝に食べることが多いです。昼食にも、豆腐やチーズやサラダチキンなど、たんぱく質が摂れるものをよく食べています。
次に炭水化物。自分はあまり厳密な糖質制限はしていないので、朝食と夕食の主食として、ご飯一杯ずつくらいは食べますし、先述したように蜂蜜も摂っています。もっとも昼食には、炭水化物を完全に抜いています。一日のうちでの炭水化物の食べ方には色々な意見があると思いますが、個人的には、昼に炭水化物を抜くと、午後に疲れにくくなると考えています。
たんぱく質やビタミンやミネラルをしっかり摂ることで脳がしっかり働き、炭水化物を控えることで、一日中疲れにくくなる、と感じております。

※2018年3月19日追記
この記事を公開した少し後から、卵焼きは朝に作るようになりました。夜にはどうにもてきぱきと作れません……。
それと最近、お昼にサラダチキンを食べなくなりました。それだけだとエネルギーが少なすぎて腹持ちしないので……。
その代わりに食べているのは、少し大きめのサバ缶です。結構満腹できて、夕食までの間しっかり腹持ちします。ただ、それも以前二日に一回のペースで食べていたとき鼻血が出やすくなったので、なるべく三日に一回程度に抑えるようにしています。
それで最近、お昼が豆腐→チーズ→サバ缶のヘビーローテーションになっているのが少し心配ですが、現在自覚している限りでは体調はいいです。

最後に睡眠。
自分はなるべく、夜はパソコンを使わないようにしています。どうしてもだらだらとネットを見てしまって眠れなくなる上に、眠れたとしても睡眠の質が悪くなるからです。
そして寝る前一時間くらいは、極力何もせず座ってぼんやりするようにしております。自分は寝付けない時は本当に寝付けず、瞑想して気分を落ち着けても安眠効果のあるツボを刺激しても、何をしてもなかなか眠れないことが何度もありました。そういう時は、だいたい寝る前から頭が冴えてしまっているため、そもそも布団に入る前から脳を休めておくのが最強だ、と最近分かりました。
上記を守った上で、一日八時間ほど睡眠を取ると、翌日に疲れが残りにくくなります。


以上三点を守ることで、自分は日々健康に過ごしている、と自負しております。もっとも、色々な情報を参考に自己流でやっていることであり、個人にとって合う合わないはあると思うので、試される際は自己責任でお願いします……。
創作活動やアフィリエイトといった頭脳労働においても、肉体的な健康があれば基本的には能率が向上するため、この記事が読者様の体調管理の参考になれば幸いです。いまだに大した実績を挙げていない人間の記事ですが。

「がっかり地底無双」を書いてから結構時間が経ちましたが、同作の連載を終えてから抱えている悩みについて、正直に吐露しておこうと思います。


「地底無双」の執筆にあたって思ったことは、やはり自分は小説を書くのが好きだ、ということです。
被っている既存作がないことを確認して、オリジナリティについては自信を持っていました。また、事前にプロットを組んで臨んだため、「書くことが思いつかない」ということもありませんでした。そして、何より自分自身が楽しんで書けました。
そうした理由で、たった七回の連載とはいえ一度もさぼらずに更新できました。


一方、小説以外のことを書くのは、いまいち苦手に感じます。
日記やノウハウ(創作論)などの記事だと、オリジナリティや読者にとってのメリットがないのではないか、という不安に負けて、あまり書けませんでした。漫画やラノベやアニメなどのレビューも、最新作についていち早く書かなければ他の人に負けてしまう、と思ってしまって、いまだに書けていません(ラ研さんの作品は、今日紹介していますが)。


この調子だと、今年の十月から来年の三月まで、実に半年ほど、ほとんどブログの更新ができなさそうです。その時期は新人賞向けの作品に専念したい、つまりブログ向けの作品も書きたくない、と考えているからです。よって、今年度は新人賞への応募は見送って、ブログに力を入れるべきかもしれない、とも考えています。
今はまだ答えを出さず、他の方法がないかも含めて、少し考えたいと思います。

「うりゃ!」
 特に鍛えていない私の右ストレート、その一撃で、
 ばきっ!
「ぐあぁー!」
 金のショートヘアにロングスカートのワンピースの少女、ムリラ・スカベンジャーは、あっけなくノックアウトされました。地底の「王国」、アツパーユ王国の支配者の座を狙って何度も反乱を起こしてきた彼女は、今回も懲りずに決起して、そしてあっさりと私に鎮圧されたのです。
 彼女を牢屋に放り込んだ後、
「未来……。私は、どうにかムリラと仲良くしたいのです。彼女を説得したいので、あなたも来てくれませんか?」
 そう頼んできたのは、アツパーユの「王女」にしてムリラの幼馴染、銀のロングヘアに作業着姿の美少女、サイン・フォンドゥ・アツパーユ。彼女の希望で、私はサインと一緒にムリラに面会に行くことになりました。


「ムリラ。私はもう、我が国を乱すことを、あなたに繰り返してもらいたくありません。……それ以上に、あなたが何度も罪を犯して傷つく姿も、本当は見たくありません」
 ムリラの入っている独房の前で、両手を胸元でぎゅっと握りながら、サインは語りかけました。
 独房のベッドの上で、腕組みしてあぐらをかいていたムリラは、
「ふん! 地上の人間をけしかけて、私を殴らせておいてよく言う! 貴様となれ合うなど、死んでもごめんだ、サイン!」
 そう言って、そっぽを向きました。「ですがムリラ……!」と悲壮な表情で訴え続けるサインと、「貴様の話など聞かん! この話は終わりだ!」と言って仏頂面をキープするムリラの姿を見て、らちがあかない、と私は思ったので、
「あー、サイン……。ちょっと外してくれるかな? ムリラもサインに、付き合いが長いからこそ話しづらいこともあると思うんだよ。ここは、私に任せてくれる?」
 そう言って、ムリラの説得を引き受けます。サインは私に微笑んで、「……はい、未来。信じています」と言ってから立ち去りました。


「あー、それじゃムリラ……。単刀直入に聞くけど、今まで何度も負けてきたのに、どうしてそんなにしつこく反乱を起こすのかな?」
 ムリラと二人きりになった状態で、私が尋ねると、
「決まっておる! 自分たちだけの特権を独占する王族が、許せぬのだ!」
 彼女の怒鳴り声が返ってきて、私は思わず身を縮めました。ムリラの話は続きます。
「特にあのサインだ! 血筋だけで次期国王の座を約束されているからといって、王座に就く前から国を仕切ろうとしおって! 昔から、あやつに指図されるのは気に食わなかった!」
 確かに、ああいう真面目な委員長タイプの子は、嫌われることもあるだろうなぁ。そう思ったので、私はムリラの話に黙ってあいづちを打ちます。しかし、
「それなのにあやつは、すでに王になったかのごとく、民の尊敬を集めておる……! 私とて、支配者として人の上に立つ資質は備えているつもりなのに……! なぜサインばかりが……!」
 私が先を促してもいないのに、ムリラが一方的に話し続けるのを聞いて、ん? と違和感を覚えます。なんだか、サイン個人へのムリラの気持ちに、話題がずれてきているような……。
「おまけに、おまけにだぞ! 私が何度拒もうとも、あやつは私の友になろうと、しつこく手を差し伸べてきおった! 自分の器の大きさでも誇示しているつもりか! ふざけるな!」
「あー……」
 ムリラが一人でヒートアップしていく一方、私はスマホを取り出して、カメラを起動しました。話が長くなりそうなので、録音しておいたほうがいいと思ったのです。
 録音を兼ねた録画を始めた私が眼中にないかのように、ムリラは話し続けます。
「だからな! 私がこの国を支配した暁には、にっくきサインを身も心も私に服従させるのだ! まず、私が疲れた時はサインに全身をほぐさせる! 食事の時も、サインの手で口に運ばせて食べる! 私が眠れぬ時は、サインに膝枕をさせて子守唄を歌わせる! それからだな――」
 ムリラが楽しそうに話す『サインを服従させる』ことの内容が、まるでラブラブな恋人にしてもらうことのようだったので、
「……ムリラ、あんたさあ。実はサインのこと、大好きなんじゃない?」
 私がそう指摘すると、
 ぼんっ! そんな音がしそうな勢いで、ムリラは真っ赤になりました。
「ななな、なにを言うか貴様! あやつに私が好意を抱いたことなど、うう生まれてこの方一度もありはせぬ!」
 ムリラは両頬に手を当てながら、首をぶんぶんと振ります。正直可愛いです。しっかりと録音・録画しておきました。
「あー、その反応は図星だねー」
 私はスマホのカメラを止めて、録画を見せます。すると今度は、ムリラは真っ青になりました。
「な、なんだその小さな板は! どうしてそこに私の声と姿が入っている!」
「ああ、これ、現代の地上の電話だけど……。そんなことより、サインのことで取り乱すムリラ、本当に可愛かったよ。あんたがまた反乱したら、これをアツパーユのみんなに見せて回ろうかなー」
「そそ、それはありえぬ! 次こそは、私は貴様にも勝つからだ!」
「えーほんとにー? 今まで、何度もやられてるのにー? 次も私が勝ったら、あんたのこの可愛い可愛い姿が国中に知られちゃうよー?」
 私が粘り強く脅迫、もとい説得すると、ムリラは、
「……ごめんなさい。もう反乱は起こしません」
 涙目で、顔をくしゃくしゃにしながらそう誓いました。やっぱり可愛いなぁ……という思考はひとまず脇に置いて、私は答えます。
「それは、サインと王様に誓いな」


 私はサインを独房の前に呼び戻し、彼女に対してムリラ自身の口から、もう反乱はしないと誓わせます。その後、私とサインの口利きで、ムリラは王様に恩赦を受けました。
 牢屋を出たムリラに、サインが目に涙を浮かべて語り掛けます。
「よかった、ムリラ……。これでやっと、あなたとお友達になれそうです。これからは、仲良くしましょうね」
「私が誓ったのは、決起をせぬことだけで、別に貴様とは――」
 ムリラがこの期に及んでも、サインにつんけんした態度を取るので、
「サイン大好きー」
 私はムリラの耳元でささやきながら、彼女を小突きました。ムリラは一度、びくっ! と身震いしてから、
「……仕方ないから、貴様の友となってやろう」
 しぶしぶといった顔で、サインに向けて手を差し出しました。笑顔でその手を握るサインと、赤みがさした仏頂面のままのムリラを見てから――
 もう二度と、地底で戦うことはないのだろう。そんな安心感とさみしさを、私は覚えました。


「本当に、ありがとうございました、未来……。これで我が国も、私個人も安心です」
「大したことは、してないと思うけど……。どういたしまして、サイン。じゃあ私、もう帰るから――」
 下水道に、つまりは地上への道に続く扉のある、大広間。そこから私は、サインや王様やムリラや、他の多くのアツパーユ「国民」たちに見送られながら立ち去ろうとしたのですが、
「未来。これから、特に困ったことがなくても……。会いに来て、くれますか?」
 サインに引き留められて、足を止めました。彼女は上目遣いで、私の袖をつまんでいます。
 私は彼女に向き直り、右手の小指を差し出します。
「――もちろん! 約束するよ、サイン!」
 私がそう答えると、サインは微笑んで、私の小指に自分の小指を絡めました。


(完)